★個人様宅壁掛けノーマルエアコン(ファン分解清掃)
今回はダイキンの壁掛けノーマルです。基本クリーニングに加えてオプション(追加料金)のドレンパン・ファンの分解清掃もお願いして頂きました。ただ1つ問題点がありました・・・
上記写真を見て頂くと、右側の壁との隙間がかなり狭いのがお分かりいただけますでしょうか?分解が伴う場合は機種にもよりますが大体10~15センチ以上は必要です。お掃除機能付きなら基本クリーニングでも必要です。
さてさてそれは何故??ご説明します。
どのエアコンにも風向きを変える風向板が付いているのですが、最近の機種だとリモコンで操作(自動)するのがほとんどですよね。これは端にモーターが付いていて、そのモーターは線で基盤と繋がっています。
ドレンパンを取り外す際、このモータごと外さないといけないのですがそのためには基盤に繋がっている線(コネクター)を抜く必要があります。
基盤というのは電装ボックスといわれる箱の中に格納されています。その電装ボックスは右サイドに付いている割合が高いのです。
お掃除機能付きは正面や左サイドにも付いている場合もありますが、右サイドが多いですね。(ノーマルタイプはほぼ右サイドです。)
そのため右壁との隙間が狭いと、電装ボックスのカバーすら開けられない、コネクターも抜けない、そもそも基盤も見えずコネクターがどこかもわかりません。手鏡などを使う時もありますが、場所が分かっても手が入らないと物理的に不可能ですよね。
仮に無作為にやって外せたり抜けたり出来ても復旧するのは至難の業です。最悪本体ごと壁から取り外さないといけません。(←エアコン取付・取り外しの技術と知識が必要です・・・)
なので今回はファンだけ取り外すことになりました。ファンだけなら左サイドから抜くことが出来ました。
左サイドは特に何もなくファンを取り外した中は下記写真のようになっています。
ファンを取り外すことによって通常じゃ見えない場所や裏側も見えちゃいます。もちろん中も汚れていることが多く(今回は綺麗ですが)基本クリーニングでは出来ない部分も綺麗にできます。(限りはあります。)
ファンも本体に付けた状態で洗うより浸け置きなども出来るため効果抜群ですね。
最後にですが、お掃除機能付きは基本クリーニングでも必ずお掃除ユニットなどの分解が伴うので今回のように壁との隙間が狭いと施工出来ない場合もございます。また機種によっては右サイドだけでなく上サイド、左サイドもある程度(10~15センチ以上)の間隔が必要な場合もあります。ただ、万が一の場合は出来る限りの施工をさせて頂きますのでお気軽にお問い合せください。