★洗剤の基礎知識(カビ取り剤編その2)
前回の続きで、塩素系以外のカビ取り剤のお話です。
塩素系以外には代表的なものとして酸素系、エタノール系、乳酸系があります。
【酸素系】過炭酸ナトリウムという成分が含まれた漂白剤です。
オキシクリーン
シャボン玉 酸素系漂白剤
特徴としてはまず塩素系のような臭いや刺激がないのでどこでも安心して使えますね。まな板や水筒など口にするものに触れるものに対しても安心ですね。他にも洗濯にも使えるとうたっているので衣服などの布製品にも使えると思います。ただ、カビ菌は死滅出来ますが、カビ特有の色素である黒い色(特にゴムパッキンなどの)には0では無いですが塩素系に比べると効果が少ないように思います。長時間浸けこんで穏やかに薄くなるってイメージでしょうか。
【エタノール系】名前の通りエタノールやアルコールが入った除菌剤です。
アルコール除菌
パストリーゼ77
カビキラー アルコール除菌
こちらは揮発性が高く、中性なので水洗いが不要なのでどこでも気軽に使えます。日頃お掃除の仕上げに使うと防カビ効果も期待できますね!ただ、根深く生えたカビの黒い色素の除去には効果がありません。
【乳酸系】これも名前の通り乳酸が有効成分のカビ取り剤です。
カビナイトST
黒カビくん
乳酸でカビおち~る
乳酸がカビに浸透してカビの成長を抑制します。酸素系と同じで臭いや刺激がなくどこでも安心して使えます。ただ、これらも黒い色素の除去には効果が無いように思います。
いかがだったでしょうか?カビ取り剤と言っても色んな成分のものがあります。使う場所や物、環境によって選んでみてはいかがでしょうか?